スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

~妄想ブログ②~"DARKMOON"の打ち上げで…






「敦賀さん、社さん、お疲れさまです!」



―――会場へ到着すると、最上さんは一足先に到着していたようで、まずは入り口に立っていた彼女が相変わらず綺麗なお辞儀で出迎えてくれた。



スーツでいい男性とは違い、女性は今回会場がパーティー仕様な為、ドレスでの参加でと言われていて。



ナツの容姿の彼女は淡い青色のドレスを惑っていて、いつもの最上さんの雰囲気とは違い、また少し見とれてしまう――…






jpg (5)




「…最上さんも撮影、おつかれさま。結構早かったんだね」


「あっ、はい!思ってた以上に早めに終わったので時間通りに来れたんです」


「そっかぁ、じゃあもしかして入り口で蓮が来るの待っててくれたの~?」


「勿論ですよ!事務所の先輩差し置いて先に始めてるなんてこと出来ませんから!あっ、でも私もさっき来たばかりなので、大して待ってたわけじゃないんですよ」



多分少し何かを期待していた、キラキラした社さんを踏みにじる解答にも俺は動じず、会話を続けた。



「うん、ありがとう。ドレス似合ってるね。ナツに合わせたの?」


「えっ、あ、いえ…最初はもっと地味なもので行くつもりだったんですが、事務所に寄った時に社長に会ってしまって…
『最上くん!来たまえ!』
…って連れ出されて衣装貸して頂けることになって、一番地味…あ、いや一番ナツに合いそうなドレス選ばせてくれたんです」



そう微笑みながら語るこの子が、いつもに増して綺麗で、愛しくて、思わず顔が緩んでしまう。



…近くに社さんが居てよかった。

彼女を抱き締めたくなる衝動を押さえながら、こないだ言いそびれたことをまた口にだそうとした矢先…のこと。



「…そっか、ドレスも綺麗だけど、ナツの姿の君は本当にすごく――…
「「あれ?!もしかして京子ちゃん?!」」



少し離れたところから百瀬さん達女性共演者の声が聞こえ、続きを言う前に遮られてしまった。



その声質からして多分、ナツの彼女に驚いて声をかけたんだろうと察しはついたけど。



「あ!!…すっすみません、敦賀さん、私まだ皆さんに挨拶が終わってないんでした。いったん失礼します!」



そう言うと彼女は、小走りで会場内に入ってゆき、すぐに見えなくなってしまった。



「言いそびれちゃったな…綺麗だよって。」


「……そうですね」



残された俺に対して哀れむような目の社さんはそう呟いていたが、二回目ですけどね、と俺は心の中で応えた。



まぁ、これが終わった後も彼女とは『カイン』と『セツカ』としてまたホテルに戻る訳だし。



伝えられる時間はいくらでもあるんだけれど…。



「それじゃ、俺も緒方監督に挨拶してきますので。
彼女のこと、お願いします」


「わかった。何かあったらすぐ声かけるからな」


「…はい。すみません」


「いいって~。あんな可愛いキョーコちゃん俺だって心配だしね」



そう言って彼女を社さんに託し、広い会場から監督を見つけるべく、歩みだした。



…続く

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。