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ACT.176 ヒーローズ・ハイ 表紙妄想(中編)


こんばんはー!
先日は5名の方にリクエストを頂きまして、本当にありがとうございましたー!!
ツイッターでもおめでとうございますコールを頂けて大変嬉しいです^^
まぁまだまだ未熟者のブログではありますが、これからもお付き合い頂けますと大変嬉しいです(*´ω`)

そして頂いたリクエストですが。
…当然かもしれませんが、カップル成立後のラブラブのリクばかりでした(笑)
なのでもしかしたら皆さまのご要望をひとつにまとめられるかもしれないので、
今お話し、練ってますww
リク応募しといてなんですがこちらちょいとお時間頂きますね><


そして本日は前回の続きですー^^

挿絵は前回の敦賀氏の発言通り、ちょい絡んでますのでご注意を☆
更に表紙の続き妄想ですので、イメージ崩れたら申し訳ないです。

でも久しぶりに色塗りにすごい時間かかった…。
(こんなに頑張るつもりなかったのに…)
だけどFC2、画像が粗くなるのですごく残念。


もし絵の方に興味のある方はこちら↓

【ミシャの絵ブログ】
にて大きい絵を後日UPしますのでよかったらお立ち寄りください^^




でわでわ!追記よりどうぞ☆
パラレルぽいのは許してください。

※【6/30】少し絵、アップにしてみました。(ホントに粗かったので)


















【不死身の種族】



彼らは、自分たちを誇り高き種族だと思っている。

その姿は美しく、妖艶。

ただし人の血を好み、それを欲する―――…






「聞いてくださいよー。実は最近この町で恐ろしい事件が多発しているらしいんです。」

「へぇ…どんな?」

「はい、それが15世紀に流行った事件にそっくりで…今町では美しい女性たちが次々に失踪してるらしいんです。
しかも彼女たちは皆全身の血を抜かれ、顔面蒼白で眠るように死体で見つかるんだそうですわ…。

住人は皆『ヴァンパイア』が復活したと騒ぎ立てているようで、今町ではその話題で持ちきりなんだそうです。

蓮さんはこの辺りに住まわれるのは久しぶりと伺ったので、お耳にだけは入れておいた方が良いと思いまして。」

「では、キョーコ嬢も気をつけた方がいいね」

「わたくしは大丈夫です!そんな危ない奴がいたらハンマーで頭かち割ってやりますから!」

「(…何が大丈夫なんだ?)
…それは、それは。随分と頼もしいね。
でも、知ってた?
実は、彼らは不死身らしいよ?」

「え…?」

「そして全員が皆、全身の血を抜き取るわけではなくて…彼らの中でもプライドの高い一部の者たちの犯行らしい。」

「そうなのですか…。
お詳しいのですね」

「ああ、俺の元いた国でも彼らの噂はあったから」

「そうですわよね!
でももし貴方のおっしゃるような平和的なヴァンパイアが本当にいらっしゃるのでしたら、わたくし少しお会いしてみたいです」

「…事件が起きいてるのは確かだから、彼らがこの町に来ていることは間違いないと思うけどね。
でも、どうして会いたいの?」

「だって不死身なんでしょう?
どんなお姿で、どれぐらい生きてこられて、何を見てこられたのか、わたくしの知らない頃の世界を知っていると思うんですよ!きっと。
それに人殺しで無いのでしたらお会いしても怖くないと思います。」

「君は面白いことを言うね。
…でもそんなに会いたいなら、会えないこともないよ」

「本当ですか…?(キラキラ)」

「うん
実は内緒だけど…知り合いにいるんだ。
…でもその換わりにもしかすると、君の血を少し頂くことになるかもしれないけど。
それでも平気?」

「…少し、なんですよね?」

「ああ、約束するよ」

「でしたら、はい。
是非お会いしたいとお伝えください!」

「わかった。
今夜、丁度彼と会う約束をしているから、俺の屋敷へ来るといいよ。
…ただし迎えの馬車を出すから、キョーコも夜中に出歩くなんて危険な行為は絶対に避けてね?」

「わかってますよ!
では今夜、お迎えお待ちしていますわね」

















一目見た時から、『彼女』だと俺は確信した。


人一倍警戒心の強い彼女に近づくのは初め困難だったが、話をしているうちに少しは俺に心を開いてくれているんじゃないかと最近では思うようになってきた。

…長く生きていると、こうして女性に近づく術も上手くなってくるものだ。


俺の、ただ一人の愛した女性。

その生まれかわりがこの町にいることを知って、俺は必死で探した。


そして見つけたのがキョーコだった。

容姿は相変わらず可愛くて美人で。

でも、時々俺を驚かせるような一言を呟き、やはりその辺の女性とは一味違う気品を彼女は常に持ち合わせているようだった。


日本で出会った前世の彼女はもちろん黒髪で貴族の家柄だったが、ここでの彼女は髪は栗色、そしてやはり育ちはいいようだ。

この時代にしては珍しい短髪だが、似合っていると思う。



数十年前、彼女を失ってから。

俺は後悔と邪念で一時は息絶えようとさえ考えた。
しかし、俺のせいで死なせてしまった彼女に謝るため、魔女に協力を求めて…その魂を探し当てた。

当時はただ、謝ることが目的だった。

生前。
いっそ君も不死身になってくれと何度か頼んこともあったが、あの時の彼女は一度も頷いてはくれなかった。

俺の血さえ一口でも飲めば君も不死身の種族になれるのに…。

だが、拒んだ君の心情も俺は理解できた。
長く生きたって、知りたくないものばかり見えてきて心は荒んでゆく。

だから、結局彼女にそれを押し付けることは出来なかった。


でももう俺の心の方が限界だった。

封じてきた想いもキョーコと出会った瞬間から高鳴り続け。

触れてキスしたいと思う衝動が限界に達していた。



そして今宵、彼女に俺の正体を伝える。


彼女が受け入れてくれるのかはわからない。


でも、このまままた同じことを繰り返したくはなかった。


この町に俺の仲間が近づいてきている。


野蛮な彼らは人間の血を飲み干すことで自分たちの命を永久のものにさせ、それが誇りとさえ思っているのだ。


ほんの少しの血でも俺たちは生きることが出来るのに…。



(コンコン――…)

「旦那様、キョーコ嬢が見えました」

「あ、あぁ。ありがとう」





「蓮さん、こんばんは。
お屋敷へ招かれるのは初めてですわね。


「こんばんは、キョーコ。
あぁ、そうだね。
そのドレス、素敵だね」

「えぇ、本物のヴァンパイア様にお会いするんですから、やっぱり少しおめかしした方がいいと思いまして!」

(うん、すごくそそるね。好みだよ)

「なにか、言いました?」

「いいえ?何も。」

「…ところでまだ、ヴァンパイア様はいらしてないんですか?」

「あぁ、もう少ししたら来ると思うよ?
…俺の部屋に彼らの資料がたくさんあるんだけど、見たい?」

「え?いいんですか?はい!ぜひ見せて下さい!」

「うん、いいよ。こちらにおいで」






「おまたせ、キョーコ。
ワインでいいかな?」

「えぇ、ありがとうございます。
いただきますね。
それにしても、すごい量の資料ですね。
さすが勉強家ですわ。」

「いつの間にか自然とね、気に入った本があったらあげるよ」

「え?!そんな!!それは流石に申し訳ありませんし…」

「いや、ほんとにいいよ。
もうすべて読んで暗記してしまったからね。」

「それじゃあ、この『不死身の種族』という本を少しお借りしてもいいですか?」

「随分と古い資料を見つけたね」

「えぇ、所々にある絵がすごく好みで。
…いいですか?」

「あぁ、いいよ。」

「ありがとうございます!」

「…そういえば。
彼に会ったら何か言いたいこととか、ある?」

「…言いたいことですか?」

「うん、そろそろ来ると思うから」

「いえ、聞きたいことはたくさんありますけど言いたいことは特に…。
…しいて言えば、あの冷酷な殺人の件について思うことはありますか?と聞いておきたいですかね」

「あぁ、あれは本当に一部の頭の固い奴らの仕業だからね。
しかも若い美しい女性ばかりを狙うってことは、またあの事件を繰り返そうとしているんだと思う。」

「15世紀のあれですか?」

「いや、奴らは俺が気に入らないんだ。
だから、俺の探している女性を殺そうと企んでいるんだろう。」

「…何か、怨みを駆ってしまったのですか?」

「いや、元々飲み干すことをしない俺を彼らは気に入らないんだ。
ずっと争ってきたからね。
でもずいぶん昔、種族同士で争ったって結局血が流れるだけだから自由にしようということになったんだけれど。
俺が人間の女性を愛してしまったことが原因かな。」

「あ、あの、さっきから少し話がわからないんですが…。
そ、それにごめんなさい…なんだか少し眠たくて…」

「そこのベッドで少し休んだらいいよ」

「…ど、どうして…」

「目が覚めたら、君を手に入れる」

「………ぇ………?」



















「…こ、ここは……」

「気がついた?キョーコ」

目が覚めると、私は彼のベッドで寝ていたらしく。

すっかり夜も更けてしまっていた。


「あ、どうしましょうっ。
わたくし、あの後寝てしまったんですね…。
そろそろ帰らなくては…」


ベッドから抜け出し、立ち上がろうとした私を彼は少し強引に自分へ引き寄せた。


「帰さないよ」

「え?」

「…君の血が欲しい」

「…れ…んさん?」


彼は真面目な顔で、私を誘う。
初めてお会いした時からその妖艶な瞳に目が離せない時があった。

さっきの本に『ヴァンパイアはすごく美しい男性で、女性を誘うのが上手い』と書いてあった。

だから、初めからもう少し疑えばよかった。


「もう我慢できないんだ」

「…殺すんですか…?」

「……さっきも言ったけど、俺は殺さない。
でも、君が愛おしいのは確かだ。」

「…血を分けると、わたくしはどうなるんですか?」

「どうにもならない。
ただ俺も1度手を出したらもう我慢できないと思うから、逃げるなら今だよ?」


「…さっきは帰さないっていったくせに。」

「うん、でも拒んでないよね?」

「…っつ…」


そうして彼は私の後ろへまわり、首筋にキスして言った。


「ずっと君に触れたかった。
…キスしていい?」


本当は拒みたい。
だって、私にはあなたは危険すぎるから。


でも、身体は何故か喜んでいる。

彼にキスされた首筋がすごく熱い。

そしてちくっと何かが刺さるような感覚が私を襲う。

痛みはない。

それどころか、少し気持ち良くて。

すごく恥ずかしい気分にさえなっている。















baNuL.png




「破廉恥だね」

「…!!」

「くすっ、ごめん。
でもすごくおいしかった。
人間の血はもう君以外には飲めないと、魔女と契約してしまったから…。」

「…あ、あの。どうして私、なんですか?」

「君が、俺の愛した女性の生まれかわりだから……というのが最初の理由だった。
それで近づいたんだけど…、思ってた以上に君はガードが固くてね。
心を開いてくれるのか自信がなかったよ。
だから俺も君に本気になった。
今は君が愛しくて…欲しくて、たまらない。」


「……私。初めてなんです、こんな感覚。
さっきまであなたが知らない男性に見えて、怖かったはずなのに…もうあなた無しでは生きられないような……。
よくわかりませんが、もう……ゆだねます。」

「ははっ、やっぱり君は面白いね。
じゃあ、その言葉通り俺にゆだねてもらうから…いいね?」

「は、はい」

「やさしくするよ…」










『カット!!!はい!OKでーす』


『敦賀くんー!京子さーん!お疲れ様でしたー!!』


「お疲れ様でした。」

「…………」



(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ)

し、死ぬかと思った!!!

なにこの撮影!っていうか監督、せめて私たちの役の名前ぐらい決めてよ!!!

いくらCMで使うのは台詞なしの部分で、しかもほんのちょっとだけだからっていって……。

蓮とキョーコって呼び合ったら流石に芝居中でも誤解するじゃないの!!

…まぁ、なんとか表には出さず乗り切ったとは思うけど…。


で、でも―――
―――敦賀さん、最後のシーン…



い、いけない!!!
忘れるのよ!キョーコ!!//////




続く…


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